- 火災保険が使える?カーポート倒壊による車の板金塗装修理[2026.01.22]
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「朝起きたら、大雪でカーポートが潰れて車が下敷きになっていた…」
「台風の暴風で屋根が飛び、愛車のボンネットに直撃してしまった…」想像するだけでゾッとする光景ですが、近年の異常気象により、こうした自然災害によるカーポートの倒壊や破損被害は決して珍しいことではありません。愛車が傷つくショックに加え、頭を悩ませるのが「修理費用」の問題です。カーポートの撤去費用、再設置費用、そして何より「車の板金修理代」は一体誰が補償してくれるのでしょうか?
「家の火災保険が使えるの?」「車両保険を使うと等級が下がる?」など、複雑な保険の仕組みに混乱してしまう方も多いはずです。ここでは、カーポート倒壊による被害に遭った際、どの保険がどのように適用されるのか、そして損をしないための修理の進め方について、現場の視点から分かりやすく解説します。
目次
1. 台風や大雪によるカーポート倒壊
日本は台風や豪雪といった自然災害が多い国ですが、カーポートのような簡易的な構造物は、その影響をダイレクトに受けやすい設備です。「うちは丈夫な柱を使っているから大丈夫だろう」と過信していても、想定外の積雪や突風により、アルミ製の支柱が飴細工のように折れ曲がったり、屋根材がミサイルのように吹き飛ばされたりするケースが後を絶ちません。
カーポートが倒壊する主な原因と、その特徴を整理してみましょう。
災害の種類 被害の特徴 注意点・リスク 大雪(雪災) 湿った重い雪が屋根に降り積もり、その重量に耐えきれず支柱が折れたり、屋根ごと真下に押し潰されたりする。 片側支持タイプ(1台用)のカーポートは特にバランスを崩しやすい。逃げ場がなく車全体がプレスされることが多い。 台風・強風(風災) 強風で屋根パネル(ポリカ板)が剥がれて飛散したり、支柱ごと根こそぎ倒れたりする。飛来物が衝突することもある。 剥がれた屋根材が近隣の家や車を傷つける「加害事故」になるリスクもあり、近隣トラブルに発展しやすい。 老朽化・腐食 長年の使用でアルミやスチールの結合部が腐食し、強度が低下した状態で少しの負荷がかかり倒壊する。 自然災害ではなく「経年劣化」と判断されると、保険が下りない可能性が高いため日頃のメンテナンスが重要。 特に雪害の場合、しんしんと降り積もる雪の重みで、就寝中に音もなく倒壊し、朝起きてカーテンを開けて初めて被害に気づくというケースが多く見られます。一方、台風の場合は、暴風雨の中で轟音と共に倒壊するため、恐怖を感じる方も多いでしょう。
いずれにせよ、カーポートの下には大切な愛車が停まっていることがほとんどです。「カーポートが壊れた」という被害と、「車が潰れた」という被害が同時に発生する、まさに二重苦の状況と言えます。
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2. 車が下敷きになった場合のショック
大切にしていた愛車が、鉄骨や鋭利なポリカーボネートの屋根の下敷きになり、無残にひしゃげている姿を見るのは、オーナー様にとって言葉にできないほどのショックです。
「天井(ルーフ)が大きく凹んでいる」「フロントガラスがクモの巣状に割れている」「ボンネットに深い傷が入っている」…。損傷の程度は様々ですが、カーポートの柱や梁(はり)などの重量物が落下した場合、車の骨格(フレーム)やピラー(柱)にまでダメージが及ぶことも少なくありません。
精神的なショックもさることながら、以下のような現実的な問題も山積みです。
■移動手段の喪失
フロントガラスが割れたり、ルーフが変形したりしている車は公道を走れません。通勤や子供の送り迎え、買い物などの日常生活に即座に支障が出ます。
■二次被害の懸念
倒壊しかけているカーポートが、余震やさらなる強風で完全に崩れ落ち、修理しようとした人や、なんとか動かそうとした車にさらなる被害を与える危険性があります。
■費用の不安
カーポートの撤去・廃棄・新設費用に加え、車の高額な板金修理費用。合わせると数百万円規模になることもあり、家計へのダメージは甚大です。「とにかく早く車を助け出さなきゃ!」と焦る気持ちは痛いほど分かりますが、無理に自分で撤去しようとするのは非常に危険です。ねじ曲がった重い支柱がバネのように跳ね上がったり、割れた屋根材で手を切ったりする恐れがあります。
まずは深呼吸をして落ち着き、身の安全を確保することが最優先です。その上で、冷静に状況を把握し、適切な手順で対処していくことが、経済的な損失を最小限に抑える鍵となります。
3. まず何をすべきか
カーポートが倒壊し、車が被害を受けた際、パニックにならずに行動するための「初動対応」が非常に重要です。保険請求をスムーズに進め、一円でも多く補償を受けるためにも、以下のステップを確実に踏んでください。
手順 行うべきアクション 重要なポイント STEP 1 安全確保と状況確認 倒壊の恐れがある場所には近づかない。怪我人がいないか確認する。 STEP 2 被害状況の「写真撮影」 撤去する前に必ず撮る!
全景、車の損傷箇所、カーポートの折れた部分など、多角的に撮影する。これが保険請求の決定的な証拠になります。STEP 3 保険会社への連絡 自動車保険(車両保険)と火災保険の両方の会社に連絡し、事故報告を行う。「いつ、どうなったか」を正確に伝えます。 STEP 4 修理業者への連絡 車の修理は板金工場やコバックへ。カーポートの撤去・修理は工務店やエクステリア業者へ依頼する。 最もやってはいけないのが、「写真を撮る前に片付けてしまうこと」です。
保険会社は「提出された写真(証拠)」を見て審査を行います。証拠がないと、「本当に台風で壊れたのか?」「元々壊れていたのではないか?」「自分でぶつけて壊したのではないか?」と疑われ、保険金が減額されたり、最悪の場合は支払われなかったりするリスクがあります。
車が可哀想ですぐにでも助け出したい気持ちをグッとこらえ、まずはスマホで構いませんので、あらゆる角度から写真を撮りまくってください。アップの写真だけでなく、状況がわかる「引き」の写真も重要です。それが、後の修理費用をカバーするための最強の武器になります。
4. 車両保険は使えるか(一般条件)
さて、ここからが本題です。まずは「車の修理」について。
カーポートの下敷きになって凹んだ屋根やボンネットの修理には、自動車保険の「車両保険」を使うことができます。
ただし、加入している車両保険の「タイプ」によって、補償されるかどうかが分かれます。一般的に車両保険には、補償範囲が広い「一般型(フルカバータイプ)」と、補償範囲を限定して保険料を安くした「エコノミー型(車対車+Aなど)」があります。
■台風・洪水・高潮などの自然災害
これらは、基本的に「一般型」でも「エコノミー型」でも補償の対象となります。
「飛来中・落下中の他物との衝突」あるいは「自然災害」という項目に該当するため、風で飛んできた屋根が当たった場合や、雪の重みでカーポートが倒れてきた場合も、基本的には保険を使って直すことが可能です。■注意すべき「等級ダウン」
ここで気をつけなければならないのが、車両保険を使うと翌年の保険等級が下がるという点です。
自然災害による損害は、以前は「等級据え置き事故」として扱われることもありましたが、現在は制度が変わり、原則として「1等級ダウン事故」として扱われます。つまり、保険を使うと翌年の保険料が上がります。さらに「事故有係数」が適用されるため、割引率も悪くなります(※3等級ダウン事故よりはマシですが、確実に負担は増えます)。そのため、「修理代」と「翌年以降に上がる保険料の総額」を天秤にかける必要があります。
例えば、修理代が10万円程度で済むなら、免責金額(自己負担)や翌年の保険料アップ分を考えると、保険を使わずに自費で直した方がトータルの出費は少ないかもしれません。逆に、屋根交換などで50万円以上かかるようなら、保険を使った方が確実にお得です。コバックなどの修理工場では、この「保険を使うべきかどうかのシミュレーション」も無料で行ってくれます。「とりあえず保険屋さんに電話しよう」とする前に、まずは修理工場で見積もりを取り、プロに相談してみることを強くおすすめします。
5. 「火災保険」の「風災・雪災補償」
次に、壊れてしまった「カーポート(建物)」の修理についてです。こちらは自動車保険ではなく、家の「火災保険」の出番です。
「火災保険って、火事の時だけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、多くの火災保険には「風災・雪災・雹(ひょう)災」という補償が含まれています。これは、台風などの強風や、豪雪、降雹によって建物や家財に損害が出た場合に保険金が支払われるものです。
カーポートは「建物」の一部
一般的な火災保険の契約では、カーポートや門扉、フェンス、物置などの「付属建物」も、補償の対象である「建物」に含まれていることがほとんどです(※契約時に除外している場合を除く)。
したがって、以下の条件を満たせば、カーポートの修理費用(撤去費用含む)に対して保険金が支払われます。
1. 原因が自然災害であること
老朽化(サビなど)による倒壊は対象外です。2. 損害額が免責金額(自己負担額)を超えていること
昔の契約では「損害額20万円以上で対象(フランチャイズ方式)」というものが多いです。最近の保険では「免責〇万円」として、それを超えた分が出るタイプも多いです。ここで重要なのは、「火災保険は等級制度がない」ということです。自動車保険と違い、火災保険は何度使っても翌年の保険料が上がることはありません(※契約更新時には地域ごとの改定の影響を受ける可能性がありますが、個別の事故による値上げはありません)。
つまり、要件を満たしているのであれば、使わないと損なのです。
ただし、この火災保険の「風災・雪災補償」で直せるのは、あくまで「カーポート自体」の修理費用です。その下にあった「車」の修理代まで出してくれるわけではありません。
「家の保険で車も直せる」と勘違いされている方が非常に多いのですが、基本的には「建物は火災保険、車は車両保険」と、それぞれ別々の保険で対応するのが大原則です。この区分けを理解していないと、いざという時に「保険金が足りない!」と慌てることになります。
6. 家(建物)の保険が車に使える?
「カーポートは家の一部だから、その下敷きになった車も家の火災保険で直せるのでは?」
そう考える方は非常に多いのですが、結論から申し上げますと、原則として「家の火災保険で車の修理代は出ません」。
これは保険における「補償対象(保険の目的)」の区分けが明確に決まっているためです。火災保険の対象は、大きく分けて以下の2つに分類されます。
・「建物」: 家屋本体、門、塀、車庫(カーポート)、物置など、土地に定着している工作物。
・「家財」: 家具、家電、衣類など、建物の中に収容されている動産。ここで最も重要なのは、自動車は「家財」には含まれないというルールが大原則である点です(※総排気量125cc以下の原動機付自転車は、自転車と同様に家財に含まれる場合があります)。
たとえ自宅の敷地内に駐車してあったとしても、また、カーポートという「建物」の一部が倒壊して車を壊したとしても、自動車自体の損害は「自動車保険(車両保険)」の管轄となり、火災保険の守備範囲外となります。
自分自身に損害賠償請求はできない
「でも、家の設備(カーポート)が管理不足で車を壊したと考えれば、家の持ち主(自分)の責任として、個人賠償責任保険などが使えるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、被害に遭った車が「自分または同居の親族が所有する車」である場合、自分自身や家族に対して法的な損害賠償責任は発生しません。したがって、賠償責任保険も使えません。
つまり、自然災害で自宅のカーポートが倒れて自宅の車が壊れた場合、車の修理費を保険でカバーする唯一の手段は、ご自身で加入している「自動車保険の車両保険」のみとなります。
「火災保険に入っているから、家の周りのものは全部大丈夫」と過信せず、車両保険の加入状況(一般型かエコノミー型か、免責金額はいくらか)をしっかり確認しておくことが重要です。
ただし、一つだけ例外的に火災保険が役立つ場面があります。それは「残存物片付け費用」です。
倒壊したカーポートを撤去しないと車が出せない場合、その撤去・廃棄費用は火災保険から支払われる可能性があります(※契約内容によります)。車そのものの修理費ではありませんが、復旧にかかる総コストを抑える助けにはなるはずです。
関連記事はこちら:板金塗装後のメンテナンスと注意点
7. 「自宅外の所有物」特約の確認
「原則として火災保険で車は直せない」とお伝えしましたが、保険商品は年々進化しており、契約内容によっては例外的に補償を受けられるケースや、少しでも金銭的負担を減らせる特約が付帯していることがあります。諦める前に、一度保険証券の「特約」欄を確認してみる価値はあります。
確認すべきポイントは以下の2点です。
1. 「敷地内にある動産」に関する特約
非常に稀なケースですが、一部の火災保険では、特約によって「敷地内に駐車中の自動車」を補償対象に含めることができるプランが存在します。ただし、これは標準で付いているものではなく、契約時に追加で保険料を支払ってつけるオプションであることがほとんどです。「そんな特約つけた覚えがない」という場合は、残念ながら適用外の可能性が高いでしょう。2. 「災害見舞金」や「臨時費用保険金」
修理費用そのものは出なくても、自然災害で建物や家財に被害を受けた際に、保険金とは別に「見舞金」として、一律10万円〜数万円、あるいは損害保険金の10%〜30%程度が上乗せして支払われる契約になっていることがあります。このお金は「使い道が限定されていない」ことが多いため、これを車の板金修理費用の足しにしたり、車両保険を使った際の等級ダウンによる保険料アップ分に充当したりすることができます。隣の家のカーポートが飛んできた場合は?
自然災害では、自分の家のカーポートではなく、「隣の家の屋根やカーポートが強風で飛んできて、自分の車が傷ついた」というケースも多発します。
この場合、相手に修理代を請求できると思いがちですが、実は「自然災害(不可抗力)による損害は、相手に賠償責任を問えない」というのが法律の原則です。
相手に「明らかな管理瑕疵(カシ)」、例えば「ボロボロで今にも倒れそうなのを放置していた」「固定していなかった」等の事実が立証できない限り、相手の責任にはできません。つまり、飛来物による被害であっても、相手の火災保険や賠償保険は使えず、結局は「自分の車両保険」で直さなければならないのです。
「理不尽だ」と感じるかもしれませんが、これが災害時の法的な現実です。だからこそ、自分の身(車)は自分で守るための「車両保険」が不可欠なのです。
参考ページ:部分塗装と全塗装のどちらを選ぶべき?
8. 保険会社への連絡と必要書類
被害状況を確認し、使える保険の目星がついたら、いよいよ保険会社への連絡です。台風や大雪の直後は電話が殺到して繋がりにくくなるため、WEB受付やアプリなどを活用するのも一手です。
スムーズに保険金を支払ってもらうために、必要な手順と書類を整理しました。
手順 内容・必要書類 プロのアドバイス 1. 事故報告 ・事故日時、場所、状況
・被害の程度(自走可否など)「いつ、何が原因で、どうなったか」を正確に伝えます。カーポートと車、それぞれの保険会社へ連絡が必要です。 2. 書類準備 ・損害箇所の写真(最重要)
・修理見積書写真は「全景」と「アップ」を複数枚撮影。見積もりは、カーポート用と車用で別々の業者に作成を依頼します。 3. 鑑定・協定 ・アジャスター(調査員)による立会い確認 損害額が大きい場合、保険会社の調査員が実際に現場を見に来ます。修理工場に立ち会ってもらうのがベストです。 「見積書」は2通必要になる
ここで注意が必要なのは、カーポートの修理は「エクステリア業者や工務店」、車の修理は「板金塗装工場」と、専門分野が異なる点です。そのため、火災保険用と車両保険用で、それぞれ別の業者に見積もりを作成してもらう必要があります。
ここでコバックのような「自動車整備工場」の強みが活きてきます。
コバックなら車の板金修理見積もりは即座に作成できますし、地域のネットワークを使って、信頼できるカーポート修理業者や工務店を紹介できる場合もあります。
また、コバック自体が保険代理店を兼ねている店舗なら、複雑な事故報告の手続きや、写真撮影のアドバイスまでワンストップでサポート可能です。
「どこに何を頼めばいいか分からない」というパニック状態の時こそ、まずは身近な車のプロであるコバックにご相談ください。状況を整理し、最適な手順を案内します。
9. 板金塗装修理の進め方
保険の手続きと並行して、愛車の修理プランを進めていきます。カーポートの下敷きになった車は、ルーフ(天井)やボンネット、ピラー(柱)など、車の骨格に関わる重要部分に損傷を受けていることが多く、一般的な擦り傷修理とは異なる高度な技術が求められます。
1. 「修理」か「全損」かの判断
まず、修理費用が「車両保険金額(時価額)」の範囲内に収まるかを確認します。
もし修理費が保険金額を上回る場合、または物理的に修理不可と判断された場合は「全損」扱いとなり、修理は行わず、保険金額の満額が支払われます(通常、車は保険会社に引き取られます)。しかし、「愛着があってどうしても直したい」という場合は、中古部品(リサイクルパーツ)を使って修理費を抑え、保険金額内に収めるプランをコバックが提案します。また、「対物超過修理費用特約」などが使えるケースもあります。
2. ルーフ交換などの重整備
屋根が大きく潰れてしまった場合、ルーフパネルの切断・交換が必要になることがあります。これは溶接を伴う大掛かりな作業で、修復歴(事故歴)がつく可能性があります。コバックでは、単に見た目を直すだけでなく、雨漏りのリスクやボディ剛性の低下がないよう、最新の溶接機と熟練の職人技で慎重に作業を行います。
3. ガラス交換とエーミング
落下物でフロントガラスやリアガラスが割れることも多々あります。コバックではガラス交換も対応可能です。最近の車はフロントガラスに衝突被害軽減ブレーキ用のカメラやセンサーがついているため、交換後の「エーミング(電子制御装置の調整作業)」も必須となりますが、こうした先進技術の整備にも対応しています。4. 保険会社との「協定」
これが最も重要なプロセスです。修理工場(コバック)と保険会社のアジャスターが話し合い、修理内容と金額の合意(協定)を行います。保険会社は支払額を抑えようとする傾向がありますが、コバックは修理のプロとして、「完全に直すためにはこの部品交換が必須です」「この作業を省くと後で不具合が出ます」と主張し、お客様が不利益を被らないよう正当な修理内容を認めさせます。お客様は、面倒な専門用語のやり取りをコバックに任せて、修理完了を待つだけでOKです。仕上がりには自信を持って「品質保証」をお付けしてお返しします。
10. 知っておくと役立つ保険の知識
最後に、カーポート倒壊のような災害時に保険を使う際、知っておくと損をしない(あるいは後悔しない)ための豆知識をいくつかご紹介します。
「免責金額」を確認しよう
車両保険には「免責金額(自己負担額)」が設定されていることがあります(例:5万円、10万円など)。
もし修理代が15万円で、免責が5万円の場合、保険から出るのは10万円だけです。さらに翌年の保険料アップ分(3年間)を考えると、「保険を使わずに自費で直した方が、トータルの出費は少ない」というケースもあり得ます。コバックでは、この損益分岐点のシミュレーションも無料で行います。等級ダウンの仕組み(1等級ダウン)
台風、洪水、高潮、大雪などの自然災害で車両保険を使うと、翌年の等級は「1等級ダウン」し、「事故有係数」が1年間適用されます。
以前は「等級据え置き」でしたが、制度が変わっています。3等級ダウン(対人・対物事故など)よりは負担が軽いですが、確実に保険料は上がりますのでご注意ください。火災保険の「フランチャイズ方式」
古い火災保険契約(平成20年以前など)では、「損害額が20万円以上にならないと1円も出ない」というフランチャイズ方式になっていることがあります。
カーポートの修理見積もりが18万円だった場合、保険金はゼロです。しかし、撤去費用や処分費用などを正当に見積もりに含めることで、基準をクリアできる場合もあります。見積もりの作り方一つで結果が変わることもあるため、知識のある業者に依頼することが大切です。罹災証明書の取得
大規模な災害の場合、自治体から「罹災(りさい)証明書」が発行されます。これがあると、保険請求がスムーズになるだけでなく、税金の減免や公的な支援金を受けられる可能性があります。役所への申請が必要ですので、頭の片隅に置いておいてください。
予期せぬ災害、まずは落ち着いてプロに相談を
今回は、カーポート倒壊というショッキングな事態における、保険の適用範囲と修理の進め方について解説しました。
記事の要点は以下の通りです。
・カーポートの修理は「火災保険」、車の修理は「車両保険」。それぞれ別の保険で対応する。
・被害状況の「写真撮影」は、撤去作業の前に必ず行うこと。これが保険金支払いの命綱となる。
・自然災害による車両保険の使用は「1等級ダウン事故」扱いとなるため、翌年の保険料とのバランスを考える必要がある。
・板金塗装のコバックなら、修理の見積もりだけでなく、保険の手続きや損得診断までトータルでサポートできる。自然災害は防ぎようがありませんが、その後の対応次第で、経済的なダメージと精神的な負担は大きく減らすことができます。「どうしていいか分からない」と途方に暮れる前に、まずはコバックへお電話ください。
レッカーの手配から代車の用意、そして愛車の完全復活まで、私たちはお客様の生活を一日も早く元通りにするために全力を尽くします。
読者の皆様が、今すぐ実践できるアクションは以下の2つです。
1. ご加入中の「自動車保険」と「火災保険」の証券を探し出し、スマホで写真を撮って保存しておく。
いざという時、手元になくてもすぐに補償内容や連絡先を確認できます。
2. もし被害に遭ったら、片付ける前に「被害状況の写真」を多角的に撮影し、コバックへ相談する。
「保険を使うべきか?」という最初の疑問からプロが一緒に解決します。備えあれば憂いなし。正しい知識と頼れるパートナーを見つけて、安心のカーライフをお過ごしください。
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