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板金修理の流れを徹底解説![2025.01.26]

ーーー板金修理をスムーズに進めるためにーーー

板金修理を初めて依頼する際は、何から手をつければいいのかわからないことも多いものです。事前準備や流れを把握しておくことで、スムーズに進めることができます。

この記事では、板金修理を依頼する際の準備から、修理後の確認ポイント、保証内容や代車サービスの利用法までを徹底的に解説します。初めて修理を依頼する方でも安心して進められる情報が満載です!

目次

1.板金修理を依頼する際の準備事項
2.損傷箇所の診断と見積もりの方法
3.板金修理の作業工程をわかりやすく解説
4.修理期間はどのくらいかかるのか?
5.作業後に確認するポイントとは?
6.修理後の保証内容をしっかり確認
7.修理期間中の代車サービスの活用法
8.納車までの流れを理解しよう
9.修理中に追加料金が発生する場合とは?
10.アフターサポートの利用方法

1. 板金修理を依頼する際の準備事項

板金修理をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。ここでは、修理を依頼する際に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

 

1-1 修理が必要な箇所を把握する

損傷箇所の確認
修理を依頼する前に、車のどの部分がどの程度損傷しているのかを把握しましょう。例えば、以下のようなポイントをチェックしてください:

  • 目視で確認できる傷やへこみ。
  • ドアやトランクなどの開閉が正常に行えるか。
  • 車体のゆがみやフレームの損傷がないか。

修理箇所を明確にすることで、業者に的確な指示を出すことができ、見積もりの正確性が向上します。

写真を撮影して記録する
損傷箇所の写真を事前に撮影しておくと、修理後の比較や保険申請の際に役立ちます。

 

1-2 見積もりを依頼する準備

複数の業者に見積もりを依頼
1社だけでなく、複数の修理業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。各業者の修理内容や価格を比較することで、最適な選択ができます。以下の点を確認しましょう:

  • 修理内容の詳細説明があるか。
  • 部品交換の有無や、純正部品と社外部品の違いについて記載されているか。

保険会社との連携
修理費用が保険でカバーされる場合、保険会社に修理内容を確認してもらう必要があります。事前に保険会社に相談し、どの範囲が補償対象となるかを確認しましょう。

 

1-3 必要書類の準備

車両関連の書類を用意
修理依頼時には以下の書類が必要になる場合があります:

  • 車検証
  • 保険証券
  • 運転免許証

これらの書類を事前に準備しておくと、スムーズに手続きが進みます。

修理履歴を確認
過去の修理履歴がある場合は、それも業者に伝えましょう。同じ箇所の修理が繰り返されている場合、より適切な対策が必要になる場合があります。

 

1-4 代車の手配を確認する

代車の有無を確認
修理中に代車を利用する予定がある場合、業者に代車サービスの提供有無を確認してください。以下の点もチェックしましょう:

  • 代車の利用料金(無料か有料か)。
  • 自分の車に近いサイズや機能を備えた車両が用意できるか。

代車利用時の注意事項
代車の利用中に損傷が発生しないよう、事前に車両状態を確認し、借用契約書をしっかり読んでおきましょう。

2. 損傷箇所の診断と見積もりの方法

車の板金修理を行う際、正確な損傷箇所の診断と見積もりが重要です。適切な判断とプロセスを踏むことで、無駄な出費を抑え、効率的に修理を進めることができます。以下に、具体的なステップを詳しく解説します。

2-1 損傷箇所を正確に診断する方法

外観を目視でチェックする

まず、損傷箇所を目視で確認します。塗装の剥がれやへこみ、キズなどを外観から確認し、どの程度の修理が必要かを把握します。特に以下の点に注意してください。

  • へこみや凹凸:板金修理が必要な部分。
  • 塗装の剥がれ:再塗装が必要な範囲。
  • キズの深さ:軽微なキズか、金属に到達しているか。

損傷箇所の範囲を特定する

損傷が目に見える範囲だけでなく、内部構造にも影響が及んでいないかを確認します。例えば、フレームに歪みが発生している場合、専門業者の検査が必要です。

走行中の異常を確認

損傷後にハンドルのズレや異音などがある場合は、内部の損傷が疑われます。この場合、専門的な診断を依頼しましょう。

 

2-2 見積もりを取得する際のポイント

複数の業者に相談する

1社だけではなく、複数の業者から見積もりを取得することをお勧めします。各業者の価格やサービス内容を比較し、最適な修理プランを選びましょう。

  • オンラインでの見積もり依頼:自宅から簡単に複数の業者へ見積もりを依頼できます。
  • 直接訪問する:詳細な診断が必要な場合は、業者を訪問し直接説明を受ける方が安心です。

修理内容を細かく確認

見積もりの内訳をしっかり確認することが重要です。以下のポイントを注視してください。

  • 板金作業の範囲:どの部分が修理対象となっているか。
  • 塗装作業の有無:部分塗装か全体塗装か。
  • 追加料金の有無:作業中に追加で発生する可能性がある費用の説明があるか。

料金だけで選ばない

価格が安いからといって、すぐに決定するのは避けましょう。料金だけでなく、修理の品質や保証内容も考慮することが重要です。

 

2-3 損傷と見積もりを写真に記録する

修理を依頼する前に、損傷箇所を写真に撮影しておきましょう。これにより、以下のメリットがあります。

  • 修理前後の状態を比較できる。
  • 不当な追加請求を防ぐ証拠となる。

特に、異なる業者から見積もりを取る際、同じ損傷状態を説明するためにも有効です。

 

2-4 見積もり取得時の注意点

  • 迅速に対応する:損傷が放置されると、修理費用が高くなる可能性があります。
  • 保証内容を確認する:見積もり時に保証内容が明記されているかを確認してください。
  • 契約内容を必ず書面で確認:口頭だけではなく、書面で見積もりをもらうことでトラブルを防ぎます。

3. 板金修理の作業工程をわかりやすく解説

板金修理は、損傷した車の外観を元通りに戻すための重要な作業です。これには専門的な技術と工程が必要で、各ステップがしっかりと行われることで、見た目だけでなく車両の安全性も回復します。ここでは、板金修理の作業工程を分かりやすく解説します。

 

3-1 損傷箇所の確認と準備

損傷部分の洗浄

修理に入る前に、損傷箇所をきれいに洗浄します。泥やほこりを取り除くことで、損傷の範囲を正確に把握できます。

損傷箇所の診断

損傷の深さや広がりを詳しく確認します。この段階で、必要な修理方法や工具、部品を選定します。

 

3-2 板金作業

金属部分の矯正

へこんだ部分を元の形に戻すため、専用工具を使用して金属を引き出します。この際、フレーム部分や車体構造が歪んでいないかも確認します。

金属の成形と滑らかさの調整

ハンマーや特殊な金属板を用いて、金属部分の形状を整えます。その後、パテを使用して滑らかに仕上げます。

 

3-3 下地処理と塗装作業

サンドペーパーでの研磨

修理箇所をサンドペーパーで研磨し、表面を滑らかにします。この工程は、塗装が剥がれにくくするために重要です。

プライマー塗布

塗装を施す前に、下地材であるプライマーを塗布します。これにより、塗装の密着性が向上します。

塗装

塗料をスプレーガンで均一に塗布します。色を合わせるために、周囲の部分にも塗装を施し、違和感のない仕上がりにします。

 

3-4 仕上げと確認作業

研磨とコーティング

塗装が乾いた後、再度研磨を行い、表面をさらに滑らかにします。その後、耐久性を高めるためのコーティングを施します。

修理箇所のチェック

修理箇所を目視で確認し、塗装にムラがないか、修理が完全に終わっているかを確かめます。また、修理後の車両全体のバランスや安全性もチェックします。

3-5 修理後の納車準備

洗車と最終仕上げ

修理が完了した車を洗車し、納車前の最終仕上げを行います。この工程で、細かいキズや汚れがないかも確認します。

オーナーへの説明

修理内容についてオーナーに説明し、納車となります。保証内容やアフターケアについてもここで説明を受けるのが一般的です。

4. 修理期間はどのくらいかかるのか?

板金修理を依頼する際、修理期間がどのくらいかかるのかを知りたいと思う方も多いでしょう。ここでは、修理期間の目安や影響する要因について詳しく解説します。

4-1 修理期間の目安

軽微な損傷の場合

軽いキズやヘコミの修理であれば、1日から3日程度が一般的な修理期間です。例えば、小さなキズの塗装やドア部分の軽い凹み修理は比較的短期間で終わることが多いです。

中程度の損傷の場合

車体の一部分が大きく損傷している場合や、複数の部位を修理する場合は5日から7日程度がかかることが一般的です。この場合、板金作業と塗装作業が複数回にわたって行われるため、時間が必要になります。

重度の損傷の場合

事故などで車体フレームのゆがみが発生した場合や、部品交換が必要な場合は、修理期間が2週間以上に及ぶこともあります。このようなケースでは、部品の取り寄せにかかる日数が影響することが多いです。

 

4-2 修理期間に影響する要因

修理内容の複雑さ

修理の範囲が広くなるほど、作業時間が長くなります。例えば、フレーム修正や全体的な塗装が必要な場合は、その工程ごとに時間がかかるため、修理期間が延びる可能性があります。

部品の調達

修理に必要な部品が在庫切れの場合、取り寄せに数日から数週間かかることがあります。特に輸入車の場合、部品調達に時間がかかることがあるため注意が必要です。

工場の混雑状況

修理を依頼するタイミングによっては、修理工場が混雑していることもあります。特に年度末や大型連休前後は依頼が集中するため、修理開始までに待ち時間が発生することもあります。

作業者の技術レベル

経験豊富な技術者がいる工場では作業がスムーズに進むことが多いですが、新人のトレーニングを兼ねている場合などでは時間がかかることもあります。信頼できる工場を選ぶことが重要です。

 

4-3 修理期間を短縮するポイント

事前の確認と予約

修理工場に事前に相談し、混雑状況や必要な部品を確認しておくことで、スムーズな修理が期待できます。また、予約を取ることで待ち時間を減らすことが可能です。

必要な部品の早期確認

車のモデルや年式に応じて、修理に必要な部品が異なります。事前に車の情報を正確に伝えることで、部品調達を迅速に行える場合があります。

5. 作業後に確認するポイントとは?

板金修理が完了した後、納車前にしっかりと確認しておくべきポイントがあります。修理品質や安全性に問題がないかを確かめることで、安心して車を使用することができます。以下では、作業後に確認すべきポイントを具体的に解説します。

 

5-1 修理箇所の外観と仕上がりを確認

塗装の仕上がりをチェック

修理箇所の塗装が車全体の色と均一になっているかを確認してください。特に、色むらやツヤの違いがないかを注意深く見ましょう。塗装が不十分な場合、修理箇所が目立つだけでなく、長期間の使用で劣化が進みやすくなります。

表面の平滑さを確認

修理箇所を触ってみて、表面が滑らかかどうかを確認することも重要です。凹凸や波打ちがある場合、修理が不十分な可能性があります。目で見ただけでは分からない部分も、手で触れることで確認できます。

 

5-2 修理の耐久性と安全性を確認

修理箇所の強度

修理された部分の強度に問題がないかを確認してください。特に事故によるフレーム修正やパーツ交換が行われた場合、強度が復元されていないと、安全性に影響を及ぼす可能性があります。工場に修理後の耐久テスト結果を確認するのも一つの方法です。

部品の取り付け状況

修理箇所の部品がしっかり取り付けられているかを確認しましょう。バンパーやドアパネルなどがしっかり固定されているか、隙間ができていないかを目視でチェックすることが重要です。ぐらつきや音鳴りがする場合は、修理のやり直しが必要になることもあります。

 

5-3 車の動作や機能の確認

電気系統の動作確認

修理箇所に関連する電気系統(ライト、ウインカー、パワーウインドウなど)が正常に動作するかを確認してください。特に、配線が修理箇所に近い場合、修理作業中に配線が損傷することもあります。

ドアやトランクの開閉

ドアやトランクがスムーズに開閉できるかも確認しましょう。修理箇所にズレや歪みがあると、開閉時に違和感が生じることがあります。ドアのシール部分からの風切り音がする場合も注意が必要です。

 

5-4 修理内容の説明を受ける

修理箇所の詳細説明

修理工場の担当者から、どの部分をどのように修理したのかをしっかりと説明してもらいましょう。具体的な作業内容を把握しておくことで、万が一問題が発生した際にも適切に対処できます。

使われた部品や材料

修理に使用された部品が純正品か代替品かを確認してください。純正品を希望していた場合は、希望通りに修理が行われているかを確かめることが重要です。

6. 修理後の保証内容をしっかり確認

板金修理が完了した後、修理内容にどのような保証が付いているかを確認することは非常に重要です。保証内容を理解しておくことで、万が一のトラブルにも適切に対応でき、安心して車を使用することができます。ここでは、修理後の保証内容に関する具体的なポイントを解説します。

 

6-1 保証内容の種類を確認

修理箇所の保証

多くの修理工場では、修理箇所に対する保証が付いています。この保証は、再発した場合や修理の不備が見つかった場合に、無償で再修理を行うものです。例えば、板金修理後に再び塗装が剥がれたり、修正した部分に歪みが出た場合は保証の対象になることが一般的です。

具体的には以下のような保証が含まれる場合があります:

  • 塗装の剥離や変色
  • 板金部分の錆や腐食
  • 修理箇所の歪みや不具合

使用した部品の保証

交換した部品に対する保証も確認が必要です。特に純正部品を使用した場合には、メーカー保証が適用されることが多く、1年から2年の保証期間が設定されているケースがあります。一方で、代替部品を使用した場合には保証期間が短い場合や保証対象外となることもあります。

 

6-2 保証の適用条件を確認

保証が適用される場合

保証が適用される条件は工場や契約内容によって異なりますが、以下のようなケースで適用されることが多いです:

  • 修理箇所に異常が見つかった場合
  • 納車後に発生した不具合が修理と関連している場合
  • 工場側の施工ミスが原因の場合

これらの条件を事前に確認しておくことで、万が一の際にスムーズに対応できます。

保証が適用されない場合

保証が適用されないケースも理解しておきましょう。主な例としては以下があります:

  • 自損事故や新たな損傷が発生した場合
  • 修理箇所以外に起きた問題
  • 故意または過失による車両の損傷
  • メンテナンス不足による劣化や不具合

これらの場合、保証の対象外となり追加の修理費用が発生することがあります。

 

6-3 保証期間と対象範囲を確認

保証期間の目安

修理工場によって保証期間は異なりますが、一般的には6か月から1年程度の保証が付けられることが多いです。大手の修理工場やディーラーでは、さらに長期間の保証を提供している場合もあります。

例えば:

  • 塗装部分の保証:3年から5年程度が一般的
  • 部品交換の保証:純正部品の場合1〜2年
  • 板金作業の保証:6か月〜1年程度

工場によっては、「走行距離の制限」が設けられることもあるため、契約書をよく確認しておくことが大切です。

保証対象範囲の詳細

保証対象となる範囲も明確にしておきましょう。特に、修理箇所が保証対象になるだけでなく、関連する部品や周辺部分もカバーされているのかを確認することがポイントです。範囲が限定されている場合、後からトラブルが発生した際に追加費用が発生する可能性があります。

6-4 保証書の内容を確認する

保証書の重要性

修理後に発行される保証書には、保証内容や適用条件が明記されています。これを受け取ることで、修理工場とのトラブルを未然に防ぐことができます。保証書には以下の情報が記載されているかを確認してください:

  • 修理箇所の詳細
  • 使用した部品の種類
  • 保証期間と適用条件
  • 連絡先や緊急対応窓口

必要書類を保管

保証書と一緒に修理明細書や領収書も保管しておきましょう。これらの書類が後から必要になる場合があります。特に、別の修理工場で再修理を依頼する際や、保険会社への申請時に役立ちます。

7. 修理期間中の代車サービスの活用法

板金修理の期間中、日常生活や仕事に車が必要な場合、代車サービスを利用することで不便を最小限に抑えることができます。代車サービスを最大限に活用するためには、事前の確認や賢い使い方が重要です。ここでは、代車サービスの基本的な内容から、選び方や注意点まで詳しく解説します。

 

7-1 代車サービスの基本を知ろう

代車サービスとは?

代車サービスは、修理中に車を使用できない期間、修理工場や保険会社が代わりの車を貸し出してくれるサービスです。ほとんどの修理工場で提供されており、追加料金なしで利用できる場合もあります。

代車は修理の規模や工場によって異なり、軽自動車やコンパクトカーが主流ですが、希望を伝えればミニバンやセダンなどの車種を用意してもらえる場合もあります。

無料と有料の違い

代車サービスは基本的に無料の場合が多いですが、以下の条件では有料になることもあります:

  • 特定の車種やグレードを希望する場合
  • 保険適用外で修理を行う場合
  • 長期間の修理で追加料金が発生する場合

事前に料金が発生するかどうかを確認しておくことが大切です。

 

7-2 代車を選ぶ際のポイント

利用目的に合った車を選ぶ

代車を選ぶ際は、日常生活や仕事での利用目的に合った車を選びましょう。例えば:

  • 通勤や買い物が中心の場合:コンパクトカーや軽自動車がおすすめ。燃費が良く、運転しやすい点がメリットです。
  • 家族で使用する場合:大人数が乗る場合や荷物が多い場合は、ミニバンやSUVが便利です。

利用目的を事前に修理工場へ伝えることで、最適な代車を用意してもらいやすくなります。

希望の車種を伝えるタイミング

代車サービスを依頼する際は、希望の車種がある場合できるだけ早めに伝えることが重要です。修理工場の代車には台数や種類に限りがあるため、早めに相談することで希望が通りやすくなります。

 

7-3 代車利用時の注意点

保険の適用範囲を確認

代車を利用する際は、保険が適用される範囲を確認しましょう。特に、修理工場から借りる代車には、以下の保険内容が含まれている場合が一般的です:

  • 対人・対物賠償責任保険
  • 車両保険

ただし、保険の範囲外となる事故やトラブルが発生した場合、自己負担になることもあります。詳細は修理工場や保険会社に確認しておくと安心です。

燃料や使用ルールを守る

代車を利用する際は、以下のルールを守ることが求められます:

  • 燃料の補充:ガソリンを満タンの状態で貸し出される場合、返却時にも満タンで返すのが基本です。
  • 使用範囲の確認:代車の使用は一般的に国内利用に限られています。長距離運転や旅行での使用を計画している場合は、事前に許可を得るようにしましょう。

 

7-4 修理工場や保険会社とスムーズに連携

修理工場との事前相談

修理依頼時に代車が必要であることを伝えておくと、修理工場がスムーズに手配してくれます。また、修理期間の見込みを確認し、代車の利用期間がどのくらいになるかを把握しておきましょう。

保険会社を活用する

自動車保険には、修理期間中の代車費用をカバーする特約が含まれている場合があります。保険会社に代車の手配を依頼することで、希望に近い車種を用意してもらえる可能性が高くなります。

8. 納車までの流れを理解しよう

修理が完了した車を受け取る「納車」は、安心して車を利用するために非常に重要なプロセスです。修理内容の確認や手続きがスムーズに進むように、納車までの流れをしっかり理解しておきましょう。ここでは、納車の流れを詳しく解説し、必要な準備やポイントを紹介します。

 

8-1 納車前の準備

修理完了の連絡を受ける

修理工場から修理完了の連絡が入るのが納車のスタートです。連絡を受けたら、以下のポイントを確認しましょう。

  • 納車日と時間の確認:工場が納車可能な時間帯を事前に調整しておきます。
  • 支払い方法の確認:現金、クレジットカード、振込など、支払い方法を確認しておきましょう。
  • 必要書類の準備:車検証や修理に関連する保険の書類などが必要になる場合があります。

支払い内容を確認する

修理費用の内訳を事前に確認しておくことも重要です。特に、以下の項目を細かくチェックしましょう。

  • 作業内容と部品費の内訳
  • 保険適用分と自己負担分の金額
  • その他の追加料金が発生していないか

 

8-2 修理箇所の確認

修理の仕上がりを確認

納車時には、修理箇所が問題なく仕上がっているかをしっかり確認しましょう。特に以下の点をチェックしてください。

  • 外観の確認:塗装にムラや傷がないか、修理箇所が目立たないように仕上がっているかを確認します。
  • 動作の確認:ドアやトランクの開閉、ライトの点灯、ウインカーの作動など、車の機能が正常に動いているかをテストします。

修理内容の説明を受ける

修理工場のスタッフから、修理箇所と作業内容について詳しい説明を受けましょう。特に以下のポイントを質問しておくと安心です。

  • 修理に使用した部品(純正品か代替品か)
  • 今後メンテナンスが必要な箇所があるか
  • 修理箇所の保証内容と期間

 

8-3 納車当日の流れ

支払いを完了する

納車当日は、事前に確認した方法で支払いを済ませます。工場に行く前に、必要な現金やクレジットカード、振込明細などを準備しておくとスムーズです。

車の引き渡し

支払いが済んだ後、車の引き渡しが行われます。この際、以下の点を再度確認しましょう。

  • 車内外の清掃状況:修理工場によっては、納車前に車内外をクリーニングしてくれる場合があります。車内の汚れや不具合がないかを確認してください。
  • 燃料の状態:修理前と同じ燃料量で返却されているかをチェックします。

 

8-4 納車後の注意点

試運転を行う

納車後は、安全な場所で試運転を行い、車の状態を確認しましょう。特に以下の点に注意してください。

  • ハンドル操作がスムーズに行えるか
  • ブレーキやアクセルが正常に動作しているか
  • 異音や振動が発生していないか

問題があればすぐに連絡

納車後に修理箇所や車の動作に不具合を感じた場合は、速やかに修理工場に連絡しましょう。保証期間内であれば再修理が無償で行われる場合が多いです。

9. 修理中に追加料金が発生する場合とは?

車の修理を依頼する際、当初の見積もりにはなかった追加料金が発生することがあります。予期せぬ費用が発生するとトラブルになりかねません。ここでは、修理中に追加料金が発生する主なケースや、それを防ぐためのポイントを詳しく解説します。

 

9-1 追加料金が発生する主なケース

修理開始後に新たな損傷が見つかった場合

修理を進める中で、外からは確認できなかった損傷が判明することがあります。例えば:

  • 内部部品の損傷:車のフレームや内部パーツが破損しているケース。
  • 電気系統のトラブル:ライトやウインカー、配線が断線している場合。

このような損傷は、修理を進めて初めて発見されることが多いため、見積もりに含まれていない費用が追加で発生します。

希望する修理内容が変更された場合

修理依頼後に、「部品の交換もお願いしたい」「この部分も修理したい」と依頼内容を追加する場合、見積もりにない作業が増えるため追加料金が発生します。

高価な部品が必要になった場合

見積もり時点で予定していた部品が在庫切れ、または使用できない場合、代わりに純正部品高価な代替品を使用する必要がある場合があります。これにより、部品代が増加することがあります。

 

9-2 保険適用外の修理が発生する場合

保険の範囲外の修理

自動車保険を利用して修理を行う場合、保険適用外の作業や部品があると、それらに対して追加料金が発生することがあります。例えば:

  • 保険がカバーするのは事故の損傷のみで、経年劣化やサビの修理は対象外の場合。
  • 修理対象外の部分が同時に損傷していた場合。

事前に保険適用範囲を確認しておくことが重要です。

保険の限度額を超えた修理

保険の補償限度額を超えた場合、超過分は自己負担となります。特に高額な修理が必要な場合、事前に限度額を把握しておきましょう。

 

9-3 修理中に追加料金を防ぐポイント

明確な見積もりを依頼する

修理を依頼する際には、以下の点を修理工場に確認しましょう:

  • 見積もりの詳細:部品代、工賃、作業内容が細かく明記されているか。
  • 追加料金が発生する条件:修理中に新たな損傷が見つかった場合、どのように対応するか。

事前に追加作業の可能性を話し合うことで、費用の透明性を確保できます。

作業中の進捗報告を求める

修理工場に、修理の進捗や追加作業の必要性を逐一報告してもらうよう依頼しましょう。これにより、予期せぬ追加料金の発生を防ぐことができます。

修理範囲を明確に指定する

修理を依頼する際は、どの部分を修理するのか、どの程度の仕上がりを希望するのかを明確に伝えましょう。あいまいな依頼は、工場側が判断して作業を追加する原因になりかねません。

 

9-4 修理後の保証内容を確認する

再修理が必要な場合

修理後に不具合が見つかった場合、保証期間内であれば無償で再修理を受けられる場合があります。追加料金を避けるためにも、修理後の保証内容をしっかり確認しておきましょう。

10. アフターサポートの利用方法

車の修理が完了した後も、適切なアフターサポートを利用することで、長く安心して車を使用できます。修理後に不具合が起きた際の再修理やメンテナンス、相談窓口の活用方法を知っておくと、トラブルを未然に防ぎやすくなります。ここでは、アフターサポートの具体的な利用方法を詳しく解説します。

 

10-1 アフターサポートの種類を知ろう

再修理の対応

修理後に不具合が発生した場合、保証期間内であれば無償で再修理を受けられるケースがほとんどです。保証内容を確認し、次の点を把握しておきましょう。

  • 保証期間:一般的には6か月~1年が多いですが、工場によって異なります。
  • 保証範囲:塗装の剥がれ、部品の不具合、修理箇所の再損傷などが対象となる場合が多いです。

再修理を依頼する際には、修理内容を明記した保証書を提示する必要があるため、大切に保管しておきましょう。

メンテナンスのサポート

修理後の車の状態を長持ちさせるために、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。アフターサポートには以下のようなメンテナンスが含まれることがあります。

  • 洗車サービス:修理箇所の外観を維持するための洗車。
  • 点検サービス:修理箇所以外の部品や動作確認も含めた定期点検。

これらのサービスを利用することで、トラブルの発生を防ぐことができます。

 

10-2 サポートを活用する際のポイント

トラブル時の連絡方法を確認

アフターサポートを受ける際に重要なのは、トラブルが起きたときの連絡先を把握しておくことです。修理工場やディーラーには専用の窓口が用意されていることが多いので、次の情報を確認しておきましょう。

  • 緊急時の連絡先:営業時間外でも対応可能な窓口があるか。
  • 対応可能な範囲:出張修理や車両引き取りサービスが利用できる場合もあります。

アフターサポート内容の確認

修理を依頼する際に、アフターサポートの詳細を必ず確認しておきましょう。次のような質問をすると良いでしょう。

  • 無償で受けられるサポートは何か。
  • 保証対象外となる事例は何か。
  • サポートを受ける際に必要な書類は何か。

これにより、修理後の対応にスムーズに移ることができます。

 

10-3 よくあるアフターサポートの注意点

保証対象外になる場合

アフターサポートを受けられないケースもあります。例えば、以下のような場合は保証対象外となることが多いです。

  • 新たな事故や損傷:修理後に新たに発生した損傷は対象外。
  • 通常の摩耗や劣化:タイヤやワイパーのような消耗品は保証の対象外です。
  • 不適切な使用:定期点検を怠った場合や、適切でない環境で車を使用した場合。

工場とのコミュニケーション不足

アフターサポートを活用するには、修理工場との信頼関係が重要です。不明点がある場合やサポート内容に疑問がある場合は、遠慮せずに質問しましょう。

 

10-4 アフターサポートを最大限活用するために

定期点検を活用する

多くの修理工場では、アフターサポートの一環として無料点検や割引価格の点検サービスを提供しています。これを利用して車の状態を定期的にチェックすることで、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能です。

信頼できる工場を選ぶ

アフターサポートの充実度は工場ごとに異なります。修理を依頼する際は、口コミや評判を参考にし、アフターケアがしっかりしている工場を選ぶと安心です。

ーーー板金修理で安心のカーライフをーーー

板金修理の流れを理解し、準備や確認事項を押さえることで、安心して車の修理を進めることができます。この記事の内容を参考に、信頼できる修理業者を選び、修理後も長く愛車を楽しんでください。

必要な知識を身につけることで、トラブルの再発を防ぎ、費用の節約にもつながります。今後も安心のカーライフを送るために、ぜひご活用ください。

 

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