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板金塗装と塗料の種類を徹底解説[2025.07.18]

 

 

車の美しさを保つ板金塗装の秘密:塗料の種類と最適な選び方

大切な車の小さな傷やへこみ、年月の経過による色褪せは、車の美観を損ね、所有者の気持ちまで沈ませることがあります。しかし、適切な板金塗装と高品質な塗料を選ぶことで、あなたの愛車は新車のような輝きを取り戻せます。本記事では、板金塗装の要となる塗料の種類特徴、それぞれの塗装方法が車の耐久性仕上がりにどう影響するかを徹底解説します。ウレタン塗料とアクリル塗料の違いから、水性塗料と油性塗料のメリット・デメリット、さらには塗装の色褪せを防ぐための具体的なポイントまで、幅広く解説します。

目次

1.塗料の種類とそれぞれの特徴とは?
2. ウレタン塗装とアクリル塗装の違い
3. 水性塗料と油性塗料のメリット・デメリット
4. 車の塗装の耐久性を決める要因とは?
5. 塗装の色褪せを防ぐためのポイント
6. 板金塗装後のコーティングの必要性
7. クリア塗装の役割とメンテナンス方法
8. マット塗装とグロス塗装の違いを比較
9. 塗料の品質が板金塗装の仕上がりに与える影響
10. 純正塗装と社外塗装の違いとは?

 

1. 塗料の種類とそれぞれの特徴とは?

車の板金塗装に使われる塗料は多種多様です。その特性を理解することが、車の美しさを長く保つ第一歩となります。

自動車用塗料の基本的な構成要素

自動車用塗料は主に以下の要素で構成されます。

  • 樹脂: 塗膜の耐久性耐候性を決定します。
  • 顔料: 色と光沢を決定し、発色に影響を与えます。
  • 溶剤: 塗料を液状に保ち、均一に広がるのを助けます。
  • 添加剤: 塗膜の硬度、光沢、防錆性などを調整します。

 

主要な自動車用塗料の種類と特性

アクリル塗料

比較的安価で速乾性がありますが、紫外線による劣化や色褪せが早く、耐久性は劣ります。主に補修塗装に用いられます。

ウレタン塗料(ポリウレタン塗料)

主剤と硬化剤を混ぜて使う二液性塗料です。非常に強固な塗膜を形成し、耐候性耐薬品性耐擦傷性に優れ、光沢が長期間持続します。現在の新車ラインや高品質な補修塗装で広く使われています。

フッ素塗料

非常に高い耐候性と撥水性を持ち、最も耐久性が高い塗料ですが、高価で一般的ではありません。

エポキシ塗料(下塗り材として)

主に錆止めや下地処理に使用され、金属への密着性や防錆効果に優れます。

環境配慮型塗料の台頭

近年は環境負荷低減のため、水性塗料や高固形分塗料の普及が進んでいます。水性塗料は有機溶剤の使用量が大幅に削減されますが、乾燥に時間がかかるなどの課題もあります。

最適な塗料選びには、専門業者との相談が重要です。

 

2. ウレタン塗装とアクリル塗装の違い

車の板金塗装でよく使われる「ウレタン塗装」と「アクリル塗装」には、明確な違いがあります。

アクリル塗装

アクリル樹脂を主成分とし、溶剤の蒸発で乾燥します。塗膜は比較的柔らかく、紫外線による劣化や色褪せが早く、耐久性に劣ります。主に安価な補修塗装やDIY用途に使われます。

ウレタン塗装(ポリウレタン塗装)

主剤と硬化剤の化学反応で硬化する二液性塗料です。非常に硬く、耐候性耐薬品性耐擦傷性に優れ、深みのある光沢が長期間持続します。現在の自動車新車ラインや高品質な補修塗装の主流です。費用は高めですが、長期的な美観維持には最適です。

どちらを選ぶかは、予算と求める仕上がり品質によります。長期的な美観を望むならウレタン塗装、コストを抑えるならアクリル塗装が選択肢となりますが、専門業者への相談が最も確実です。

 

 

3. 水性塗料と油性塗料のメリット・デメリット

自動車塗装における水性塗料油性塗料は、それぞれ異なるメリットデメリットを持ちます。

 

油性塗料(溶剤系塗料)

伝統的に自動車の塗装に使われてきた油性塗料は、有機溶剤を主成分とします。

 

メリット

優れた作業性: 伸びが良く、均一な塗膜が形成しやすい。乾燥が比較的早い。

高い隠蔽力: 下地をしっかり隠します。

初期の光沢と密着性: 深い光沢と優れた密着性を持ちます。

耐久性: 硬度が高く、安定した品質です。

デメリット

VOC(揮発性有機化合物)の排出: 環境負荷が高く、大気汚染の原因となります。

作業者の健康リスク: 有機溶剤による健康被害のリスクがあります。

火災のリスク: 引火性があります。

臭気: 強い臭気を放ちます。

水性塗料

環境意識の高まりとともに普及が進む水性塗料は、溶剤の一部または大部分に水を使用しています。

メリット

環境負荷の低減: VOC排出量が大幅に削減されます。

作業者の健康リスクの低減: 有機溶剤の使用量が少ないです。

火災のリスクの低減: 引火性が低いです。

臭気の低減: 刺激臭が少ないです。

多様な色表現: 特にメタリックやパール系で繊細な色合いを表現できます。

新車ラインとの適合性: 新車ラインの主流であり、補修塗装でも新車に近い再現が可能です。

デメリット

乾燥時間の延長: 水の蒸発に時間がかかります。

塗装環境の厳密な管理: 温度や湿度の影響を受けやすいです。

初期投資と技術習得: 専用設備や専門技術が必要な場合があります。

コスト: 塗料自体の価格が油性塗料より高価な場合があります。

近年は環境規制強化により水性塗料への移行が進んでいますが、油性塗料もその作業性から依然として使用されています。

 


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4. 車の塗装の耐久性を決める要因とは?

車の塗装の耐久性は、多くの要因によって左右されます。

  1. 塗料の種類と品質

使用される塗料の種類が最も重要です。ウレタン塗料耐候性耐薬品性耐擦傷性に優れ、耐久性が高いです。高品質な塗料色褪せやひび割れを防ぎます。

  1. 下地処理の質

錆の除去、脱脂、旧塗膜の研磨、パテ処理、サフェーサー塗布など、丁寧な下地処理は塗装の剥がれやひび割れを防ぎ、耐久性を高めます。

  1. 塗装の膜厚(塗膜厚)

塗装の層の厚みも保護性能に直結します。薄すぎると保護が不十分になり、厚すぎるとひび割れの原因になることがあります。適正な膜厚で多層構造が形成されることで、総合的な耐久性が向上します。

  1. 塗装環境

清潔で温度・湿度が適切に管理された塗装ブースでの作業は、塗膜の均一性と性能を最大限に引き出します。埃や湿気の混入は塗膜の欠陥となり、劣化を早める可能性があります。

  1. 施工者の技術と経験

塗料の希釈、スプレーガンの設定、塗布スピード、乾燥時間など、熟練の技術が均一で強固な塗膜形成に不可欠です。不適切な塗装は、不良を引き起こし、耐久性を損ないます。

  1. 使用状況とメンテナンス

塗装後の車の使用状況やメンテナンスも重要です。紫外線、酸性雨、鳥の糞などは塗装面を侵食するため、ガレージ保管やボディカバーの使用、こまめな洗車が効果的です。定期的なワックスやコーティングも、塗装面を保護し耐久性を向上させます。

これらの要因が複合的に作用し、車の塗装の耐久性は決定されます。

 

5. 塗装の色褪せを防ぐためのポイント

車の塗装の色褪せは避けられませんが、適切な対策で進行を遅らせ、美しさを長く保てます。

  1. 紫外線対策を徹底する

色褪せの最大の原因は紫外線です。

屋内駐車・日陰駐車: ガレージやカーポートなど、直射日光を避ける場所への駐車が最も効果的です。

ボディカバーの使用: 長時間屋外駐車の場合は、紫外線カット効果のあるボディカバーも有効です。

UVカット機能: 高品質な塗料やクリアコートには、UV吸収剤などが配合され、紫外線保護性能が高められています。

  1. 定期的な洗車と汚れの除去

塗装面に付着する汚れは劣化を早め、色褪せの原因となります。

こまめな洗車: 鳥の糞、樹液などは速やかに洗い流しましょう。

中性洗剤の使用: 車専用の中性シャンプーを使い、柔らかいマイクロファイバークロスやスポンジで優しく洗ってください。

  1. 定期的なワックスやコーティングの施工

ワックスやコーティングは、塗装の上に保護膜を形成し、紫外線や汚れから塗装を守ります。

保護膜の形成: ワックス、ポリマーコーティング、ガラスコーティングなどがあり、特にガラスコーティングは硬度が高く、色褪せ防止効果も期待できます。

定期的な塗り直し: コーティングの種類に応じた頻度で、定期的に再施工を行うことが重要です。

  1. 適切な塗装修理と補修

小さな傷や剥がれも放置すると劣化が進行します。

早期の補修: 飛び石などによる小さな傷は、早めにタッチアップペイントなどで補修しましょう。

専門業者への相談: 広範囲の色褪せや深刻な劣化は、専門の板金塗装業者に相談し、再塗装を検討してください。

  1. 直射日光下での洗車や研磨を避ける

炎天下での洗車や研磨は、水滴がレンズ効果を起こして塗装を焼いたり、シミになったりする原因になります。

涼しい場所での作業: 日陰や曇りの日など、直射日光が当たらない涼しい時間帯に行いましょう。

乾燥前の拭き取り: 洗車後は、水滴が乾く前に丁寧に拭き取り、水シミの発生を防ぎます。

これらのポイントを実践することで、愛車の塗装を色褪せから守り、新車時の輝きを長く維持できます。

 

 

6. 板金塗装後のコーティングの必要性

板金塗装後のコーティングは、新しい塗装面を保護し、その美しさを長期間維持するために非常に重要です。

  1. 新しい塗装面の保護

コーティングは、デリケートな新しい塗装面を外部の刺激から守る「第二の皮膚」のような役割を果たします。

紫外線からの保護: 塗装の色褪せの最大の原因である紫外線から、直接的なダメージを防ぎます。

酸性雨・鳥の糞・樹液などからの保護: これらの汚染物質によるシミや化学的ダメージから塗装面を守ります。

微細な傷(スクラッチ)の軽減: 洗車傷や日常使用による微細な擦り傷から塗装面を守ります。

飛び石からの保護: 小さな飛び石による塗装の剥がれを軽減する効果も期待できます。

  1. 汚れの付着防止と手入れの容易化

コーティングは、塗装表面を滑らかにし、汚れが付着しにくくします。

撥水・滑水効果: 水滴を弾いたり、流れ落ちたりすることで、水滴痕の発生を抑制し、洗車時の拭き取りを容易にします。

防汚性: 汚れが塗装面に固着しにくくなるため、洗車の手間を省きます。

油膜・水垢の付着抑制: 油膜や水垢の固着を抑制し、常にクリーンな状態を保ちます。

  1. 光沢の向上と持続性

コーティングは、塗装本来の光沢をさらに引き出し、その美しさを長期間維持します。

深みのあるツヤ: 塗装に深みのあるツヤと輝きを与え、高級感を演出します。

光沢の持続: 塗装面に直接紫外線や汚れが当たるのを防ぎ、新車のような輝きを長く保ちます。

  1. 塗装の劣化防止と再塗装費用の抑制

長期的に見れば、コーティングは塗装の劣化を防ぎ、結果として再塗装費用を抑制します。

塗装寿命の延長: コーティングによって塗装が保護され、色褪せや劣化が遅れ、塗装全体の寿命が延びます。

資産価値の維持: 塗装の状況が良い車は、中古車として売却する際の査定額にも良い影響を与えます。

板金塗装後は、新しくなった塗装面を最大限に保護し、その美しさを長く享受するために、ぜひ高品質なコーティングの施工を検討しましょう。

 


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7. クリア塗装の役割とメンテナンス方法

自動車の塗装において、「クリア塗装(クリアコート)」は非常に重要です。この透明な層は、車の美しさを際立たせ、塗膜全体を保護します。

クリア塗装の役割

クリア塗装は、色層(ベースコート)の上に塗布される透明な塗膜で、主な役割は以下の通りです。

  1. 紫外線からの保護

色褪せ防止: 紫外線からベースコートを保護し、塗装本来の色を長期間維持します。

樹脂の劣化抑制: クリア層自体も紫外線によって劣化しますが、UV吸収剤などで劣化速度を遅らせます。

  1. 外部からの物理的・化学的ダメージからの保護

耐擦傷性: 微細な擦り傷からベースコートが傷つくのを防ぎます。

耐薬品性: 酸性雨、鳥の糞、樹液などの化学物質からベースコートを保護します。

防汚性: 汚れが付きにくく、洗車による除去を容易にします。

  1. 光沢と質感の付与

深みのある光沢: 塗装表面に透明感と深みのある光沢を与え、車の美しさを際立たせます。

滑らかな質感: 塗装表面を均一で滑らかにし、手触りを良くします。

クリア塗装のメンテナンス方法

クリア塗装のメンテナンスは、車の美観と保護性能を維持するために非常に重要です。

  1. 定期的な洗車

こまめに洗車を行い、クリア層に付着した汚れを除去します。柔らかいクロスと中性洗剤で優しく洗い、水滴が乾燥する前に丁寧に拭き取りましょう。

  1. 汚れの早期除去

酸性雨、鳥の糞、樹液などが付着した場合は、放置せずにできるだけ早く洗い流してください。

  1. ワックスやコーティングの施工

クリア層の上にワックスやコーティングを施工することで、さらなる保護膜が形成され、紫外線や物理的・化学的ダメージからクリア層を保護します。特にガラスコーティング耐久性と保護性能に優れます。

  1. 適切な駐車場所の選択

可能な限り日陰や屋根のある場所に駐車し、紫外線からの影響を軽減しましょう。

  1. 研磨(ポリッシング)

クリア層の微細な擦り傷や軽度の水シミは、専用のコンパウンドで研磨することで除去できます。ただし、研磨は塗装面を薄く削る作業であり、専門のプロに依頼することをお勧めします。

クリア塗装の適切なメンテナンスは、車の美観だけでなく、塗装全体の耐久性を高め、資産価値を守る上でも非常に重要です。

 

 

8. マット塗装とグロス塗装の違いを比較

車の塗装には、一般的な「グロス塗装(光沢塗装)」と、近年人気の「マット塗装(艶消し塗装)」があります。これらは見た目だけでなく、塗料の成分、施工、メンテナンス方法も大きく異なります。

グロス塗装(光沢塗装)

高い光沢が特徴で、新車のほとんどが採用しています。塗装表面が滑らかで光を鏡のように反射し、鮮やかな発色と深みのあるツヤが魅力です。クリア層があるため、紫外線やダメージから色層を保護し、研磨で傷を修正できる場合があります。一般的な洗車用品でメンテナンスが容易です。

メリット

高級感と存在感があり、色の発色が良く、日常のメンテナンスがしやすいです。

デメリット

洗車傷や水シミが目立ちやすい傾向があります。

マット塗装(艶消し塗装)

光沢を抑え、落ち着いた雰囲気や個性的な印象を与えます。塗装表面に微細な凹凸があり、光を乱反射させることで艶消しの質感を持ちます。ソリッドで重厚感のある雰囲気が魅力です。

メリット

個性的でスタイリッシュな外観で、他の車と差別化できます。

デメリット

非常にデリケート: 傷がつきやすく、一度ついた傷は目立ちやすいです。研磨で修正できないため、補修が困難で高額になる傾向があります。

水シミが目立ちやすい: 水シミが固着しやすく、非常に目立ちやすいです。

メンテナンスが特殊: 専用の洗剤やコーティング剤が必要で、一般的な用品や研磨は厳禁です。

高コスト: 塗装費用や補修費用が高額になる傾向があります。

どちらを選ぶかは、外観の好みと、メンテナンスにどれだけ手間や費用をかけられるかによります。マット塗装は個性的な反面、非常にデリケートなため、特性を理解し、専門業者に相談することが重要です。

 

9. 塗料の品質が板金塗装の仕上がりに与える影響

板金塗装仕上がりは、使用される塗料の品質に大きく左右されます。塗料の品質は、見た目の美しさ、耐久性、そして車の価値にまで影響します。

  1. 発色と隠蔽力

高品質な塗料は、顔料の純度が高く、鮮やかな発色と深みのある色合いを実現します。また、少ない塗膜厚で下地をしっかり覆い隠す高い隠蔽力を持ち、ムラのない仕上がりを可能にします。

  1. 光沢と透明度

特にクリアコートにおいて、高品質な塗料は高い透明度と優れた光沢度を提供し、鏡面のような輝きを生み出します。紫外線吸収剤などが配合されているため、光沢が長期間持続し、色褪せやチョーキングを防ぎます。

  1. 耐久性と耐候性

塗料の品質は、紫外線による劣化の速度に直結します。高品質な塗料は、紫外線による顔料の分解や樹脂の劣化を抑制し、色褪せやひび割れを防ぎます。また、酸性雨や化学物質に対する耐性も高く、塗膜の硬度や柔軟性も適切です。

  1. 塗膜の物理的特性

高品質な塗料は、下地や他の塗膜層との密着性に優れ、剥がれや浮きが発生しにくいです。また、車のボディの伸縮に追従できる柔軟性を持ち、ムラやタレ、ゆず肌などの塗装不良を防ぎ、美しい仕上がりを実現します。

  1. 環境と健康への影響

高品質な塗料は、環境規制に対応し、VOC(揮発性有機化合物)排出量を抑えた水性塗料などが主流です。これにより、地球環境への負荷を軽減し、作業者の健康を守ることができます。

  1. コストと長期的な視点

高品質な塗料は初期コストが高い傾向がありますが、長期間の色褪せや劣化を防ぐことで、結果的に長期的なメンテナンスコストを抑え、車の資産価値を高く維持できます。

板金塗装を依頼する際は、料金だけでなく、どのような塗料の品質を使用しているかを確認することが重要です。

 


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10. 純正塗装と社外塗装の違いとは?

車の塗装には、新車時に施される「純正塗装」と、修理やカスタマイズで後から施される「社外塗装(補修塗装)」があり、それぞれ目的、工程、品質に違いがあります。

純正塗装(新車塗装)

自動車メーカーの工場で、車体が組み立てられる過程で施されます。

特徴と工程

  1. 電着塗装(防錆層): ボディ全体を塗料に浸し、電気で均一に付着させる、新車ライン特有の強力な防錆処理です。
  2. 中塗り・ベースコート・クリアコート: 各層が順に塗布されます。
  3. 高温焼付け: 各工程で高温で焼き付けられ、非常に硬く緻密な塗膜が形成されます。

メリット

最高の耐久性: 電着塗装と高温焼付けにより、非常に強固で耐久性の高い塗膜が形成されます。

均一な仕上がり: ロボットによる自動塗装で、塗膜の厚みや品質が非常に均一です。

高い防錆性能: 完璧な防錆処理が施されます。

長期的な美観: 長期間にわたって光沢や色を維持できます。

社外塗装(補修塗装・再塗装)

事故修理や傷の補修、全塗装などで、外部の板金塗装工場で施される塗装です。

特徴と工程

  1. 手作業が中心: 損傷箇所の錆除去、パテ処理、研磨など、手作業で行われます。電着塗装のような工程は行えません。
  2. ベースコートとクリアコート: 純正色に合わせた塗料を調色し、塗装します。
  3. 常温乾燥・強制乾燥: 高温焼付けは困難なため、常温または簡易的な強制乾燥が行われます。
  4. 色合わせの難しさ: 周囲の純正塗装と完全に同じ色を再現するのは非常に困難で、熟練の技術が求められます。

メリット

損傷箇所の修復: 事故や傷による損傷を修復できます。

カスタマイズ: 好みの色に変更するなど、個性を表現できます。

部分補修が可能: 費用を抑えられます。

デメリット

耐久性の差: 高温焼付けがないため、純正塗装と比較して塗膜の硬度や耐久性が劣る場合があります。

仕上がりの差: 色合わせや塗膜の均一性において、完全に純正塗装と同じレベルを再現することは困難です。

防錆性能の限界: 電着塗装がないため、錆発生リスクは純正よりも高まります。

社外塗装を依頼する際は、信頼できる板金塗装業者を選び、高い技術力と高品質な塗料を使用しているかを確認することが重要です。

 

 

愛車の輝きを守る!板金塗装とメンテナンスの総まとめ

本記事では、車の板金塗装において不可欠な塗料の種類とその特性、そして塗装の耐久性を決定づける要因やメンテナンス方法について解説しました。

車の塗装は、単に色を付けるだけでなく、車体を外部の様々な脅威から保護し、その美しさを長く保つための重要なバリアです。塗料の種類品質だけでなく、下地処理の丁寧さ、塗装環境の管理、そして何よりも施工者の熟練した技術が、最終的な仕上がり耐久性に大きく影響します。

純正塗装が持つ最高の耐久性と均一性に対し、社外塗装は修理やカスタマイズの自由度を提供しますが、その品質は業者の技術と使用する塗料に大きく依存します。愛車の板金塗装を検討する際は、これらの知識を基に、信頼できる専門業者を選び、納得のいく仕上がりを目指しましょう。

日々の適切なメンテナンス、例えば定期的な洗車やコーティングの施工は、塗装の色褪せを防ぎ、光沢を長期間維持するために不可欠です。これらのケアを怠らないことで、あなたの愛車は新車のような輝きを長く保ち、その価値を維持し続けることができるでしょう。

もし、あなたの愛車の塗装で気になる点があれば、ぜひ専門業者に相談してみてください。

 


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