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バンパーの擦り傷、修理費用はいくら?コバックでの見積もり相場[2026.02.13]

この記事でわかること

傷の深さや範囲で変わる!具体的な修理費用相場を徹底解説

「下地が見える傷」や「へこみ」を放置した際のリスクと対処法

DIYとプロの修理の違い、コバック等の業者選びで損しないコツ

「ガリッ」という鈍い音が響いた瞬間、心臓が止まりそうになった経験はありませんか?

大切な愛車のバンパーに傷がつくと、ショックなのはもちろんですが、その後に頭をよぎるのは「修理代、一体いくらかかるんだろう…」という不安ですよね。「ほんの少し擦っただけだから大丈夫」と思いたい反面、放置してサビたり、後で高額な請求が来たりするのは絶対に避けたいところです。

実は、バンパーの修理費用は依頼する業者や傷の程度によって、数千円で済むこともあれば、数万円の差が出ることも珍しくありません。

これから、プロの視点で「リアルな修理費用の相場」や「コバックなどの車検専門店での見積もり事情」、そして「DIYとプロ修理の決定的な違い」について、詳しく紐解いていきます。損をせず、納得のいく修理をするための知識を一緒に確認していきましょう。

1. バンパーの傷、放置はNG?

「このくらいの傷なら、目立たないし放っておいてもいいかな…」

修理費用の見積もりを取るのが面倒で、つい傷をそのままにしてしまいたくなる気持ち、痛いほどよくわかります。特に樹脂製のバンパーであれば、「金属じゃないからサビないし大丈夫」という情報を耳にしたことがあるかもしれません。

しかし、プロの視点から言わせていただくと、

たとえ小さな擦り傷であっても、基本的には放置NGです。そこには、単なる「見た目」の問題以上のリスクが潜んでいるからです。

樹脂バンパーでも安心できない理由

最近の車のほとんどは、衝撃吸収のために樹脂(プラスチック)製のバンパーを採用しています。確かに樹脂そのものは錆びません。しかし、傷の深さによっては、バンパー内部の構造や、隣接する金属パーツに悪影響を及ぼす可能性があるのです。

具体的には、以下のようなリスクが考えられます。

  • 塗装膜の剥がれ拡大:
    傷口から雨水や紫外線が入り込み、周囲のクリア層や塗装がパリパリと剥がれてくる原因になります。最初は1cmの傷だったのに、気づけば手のひらサイズの色あせに広がっていた、というケースは珍しくありません。
  • 内部センサーへの影響:
    最近の車はバンパー内部に「衝突軽減ブレーキ」や「パーキングセンサー」などの精密機器が埋め込まれています。表面の傷が大したことなくても、衝撃で内部のセンサーがズレたり故障したりしている可能性があります。
  • 隣接パネルへのサビ移り:
    バンパーとフェンダー(タイヤの上の金属パネル)の継ぎ目付近をぶつけた場合、塗装が割れて金属部分が露出し、そこからサビが発生することがあります。

将来の査定額への影響

車を乗り潰すつもりなら話は別ですが、数年後に買い替えや下取りを検討しているなら、傷の放置は「資産価値の低下」に直結します。

中古車の査定では、外装の傷は厳格にチェックされます。「修理してから売ればいい」と考える方もいますが、実は売却直前に修理するよりも、傷がついた時点で直しておいた方が、トータルの出費を抑えられるケースが多いのです。なぜなら、放置して傷口が広がったり変色したりすると、修理範囲が広がり、費用が跳ね上がるからです。

放置のリスクチェックリスト


  • 塗装剥がれが広がり、修理範囲が拡大する

  • 見た目の印象が悪くなり、愛着が薄れる

  • 下取り・買取時の査定額が確実にダウンする

見た目が与える心理的ストレス

意外と見落とされがちなのが、ドライバー自身の心理状態です。毎日車に乗るたびに「あ、ここ傷ついてるんだよな…」とネガティブな気持ちになるのは、精神衛生上よくありません。

綺麗な車に乗っていると運転も丁寧になりますが、傷のある車に乗っていると「少しくらい荒く扱ってもいいや」という心理が働き、さらなる事故を招くリスクもあると言われています。愛車を長く大切に乗るためにも、早めのケアをおすすめします。

関連記事:コバックの「バンパー修理」が安い・早い・キレイな理由

2. 手のひらサイズの擦り傷修理費用

では、具体的に修理費用はいくらかかるのでしょうか。ここでは、最もよくある「手のひらサイズ(約20cm×20cm以内)」の浅い擦り傷を例に、業者ごとの相場を見ていきましょう。

「修理」と一口に言っても、どこに頼むかで費用は倍以上違うこともあります。それぞれの特徴を理解して、自分の予算や求めるクオリティに合った依頼先を選ぶことが重要です。

業者別・修理費用相場比較表

まずは、全体像を掴むために以下の比較表をご覧ください。これは、一般的な国産車のバンパー擦り傷(20cm以内)を想定した目安です。

依頼先 費用相場(目安) 特徴・メリット
ディーラー 30,000円 〜 50,000円 純正品質で安心。ただし中間マージンがかかるため高額になりがち。
カー用品店 15,000円 〜 30,000円 買い物のついでに見積もりが可能。手軽だが、店舗により技術差がある場合も。
板金専門店(町工場) 10,000円 〜 25,000円 プロの職人が直接施工。中間マージンがなく安価だが、入りにくい雰囲気も。
車検専門店(コバック等) 12,000円 〜 25,000円 明朗会計で入りやすい。簡易補修メニューが充実しておりコスパが高い。

なぜこれほど価格差が出るのか?

表を見て「ディーラーってこんなに高いの?」と驚かれた方もいるかもしれません。この価格差の主な理由は、「中間マージン」と「修理の方針」の違いにあります。

  • ディーラーの場合:
    多くの場合、ディーラーは自社工場を持たず、提携している板金工場へ修理を外注します。そのため、実際の修理費に「紹介料」のようなマージンが上乗せされます。また、完璧な仕上がりを保証するため、部分塗装ではなく「バンパー一本塗り」や「交換」を提案されることが多く、結果として高額になります。
  • 車検専門店(コバックなど)やカー用品店の場合:
    「クイックリペア」や「簡易補修」と呼ばれる、傷の部分だけをピンポイントで直す技術に特化していることが多いです。工程を効率化し、使用する塗料の量も最小限に抑えるため、リーズナブルな価格設定が可能になっています。「完璧じゃなくてもいいから、パッと見わからない程度に安く直したい」というニーズに最適です。

見積もりを取る際のポイント

手のひらサイズの傷であれば、まずは最寄りの車検専門店(コバックなど)やカー用品店で見積もりを取ってみるのが「安く済ませる」ための第一歩です。

最近では、LINEやWebサイトから傷の写真を送るだけで概算見積もりを出してくれるサービスも増えています。「お店に行くのが恥ずかしい」「強引に営業されたくない」という方は、そういったオンライン査定を活用するのも一つの手です。

3. 深い傷(下地が見える)の場合

先ほど解説したのは「表面の擦り傷」ですが、問題は傷が深く、塗装が剥げて黒い樹脂や銀色の金属といった「下地」が見えてしまっている場合です。

爪で傷をなぞったとき、カチッと爪が引っかかるなら、それはかなり深い傷と言えます。こうなると、単に上から色を塗るだけでは元に戻りません。修理工程が増えるため、当然ながら費用も上がります。

深い傷の修理工程と費用の目安

下地が見える深い傷の場合、凹みを埋めて平らにする「パテ埋め」作業が必須になります。修理費用の目安としては、先ほどの浅い傷の相場にプラス5,000円〜15,000円程度を見ておくと良いでしょう。

傷の状態 必要な処置 追加費用の目安
下地が見える深い線傷 薄付けパテ、サフェーサー(下地処理) + 3,000円 〜 8,000円
えぐれ傷(ガリ傷) 厚付けパテ、成形研磨 + 5,000円 〜 15,000円
変形・割れ 熱成形、溶着、補強材 + 10,000円 〜 または交換推奨

放置すると高額修理まっしぐら

深い傷において最も恐ろしいのは、「傷口からの浸食」です。特に、バンパーが衝撃を受けて歪んでいる場合、見た目の傷だけでなく、取り付け部分(クリップやステー)が破損していることもあります。

「パテ埋めが必要なレベル」の傷を放置すると、振動で傷口が広がり、最終的には「修理不可能=バンパー丸ごと交換」という診断を下されることも。バンパー交換となれば、車種にもよりますが5万円〜10万円コースです。

「まだ直さなくていいや」という判断が、数ヶ月後に数万円の損を生む可能性があることを覚えておきましょう。

「変形」がある場合は要注意

単なる「傷」ではなく、ぶつかった衝撃でバンパーが「凹んでいる(変形している)」場合は、さらに専門的な技術が必要です。

ドライヤーのような専用のヒートガンで熱を加えて形を戻す作業が必要になりますが、これはDIYでは非常に難易度が高い作業です。変形を伴う傷がある場合は、迷わずプロに見てもらうのが正解です。コバックなどの専門店では、こうした変形修理も「交換」より安く済む提案をしてくれることが多いです。

4. DIY(コンパウンド・タッチペン)との比較

「業者に頼むと高いし、自分で直せないかな?」

カー用品店に行けば、キズ消しコンパウンドやタッチアップペン、スプレー缶などがずらりと並んでおり、「誰でも簡単!」というキャッチコピーが踊っています。これらを使ってDIYで修理すれば、材料費2,000円〜3,000円程度で済むため、非常に魅力的です。

しかし、DIY修理には明確な「限界」と「リスク」があります。プロに頼む場合と何が違うのか、冷静に比較してみましょう。

DIYとプロ修理の徹底比較

以下の表は、DIYとプロの修理を「費用」「時間」「仕上がり」の観点から比較したものです。

比較項目 DIY(自分で修理) プロに依頼(店舗)
費用の目安 2,000円 〜 5,000円(材料費) 15,000円 〜 50,000円
かかる時間 半日〜数日(乾燥時間含む) 半日 〜 3日程度(預けるだけ)
仕上がり 遠目には隠せるが、近くで見ると補修跡が分かる 元の状態とほぼ見分けがつかないレベル
リスク 色ムラ、液垂れ、失敗時のリカバリー費用が高額になる 特になし(保証がある場合も多い)

DIYがおすすめな人、やめたほうがいい人

私の経験上、「コンパウンドで消えるレベルの極浅い傷」であれば、DIYに挑戦する価値は十分にあります。爪が引っかからない程度の擦り傷なら、研磨剤で磨くだけで驚くほど綺麗になります。

しかし、スプレー塗装が必要なレベルの傷は、DIY初心者にはおすすめしません。

なぜなら、車の塗装は「色合わせ」が非常に難しいからです。同じ「ホワイトパール」でも、車の保管状況や年数によって微妙に色あせており、市販のスプレーを吹くと、そこだけ色が浮いてしまい「余計に傷跡が目立つ」という悲劇が後を絶ちません。

DIYで失敗しないための判断基準


  • 爪が引っかからない浅い傷なら「コンパウンド」でOK

  • 米粒程度の小さな塗装ハゲなら「タッチペン」で点付け

  • 範囲が広い、または下地が見えている場合は迷わずプロへ

「自分で直そうとして失敗し、結局プロに持ち込んだら、修正費用で倍の値段がかかった」という話は、板金業界では日常茶飯事です。リスクをよく考えて判断しましょう。

参考:車の傷消し費用、相場はいくら?ディーラーと専門店の料金比較から安く抑える裏ワザまで徹底解説

5. プロに頼むバンパー修理の工程

「たかが傷を直すだけで、なんで数万円もかかるの?」

見積もりを見てそう思ったことはありませんか?その疑問を解消するために、プロの現場で実際に行われている修理工程を少しだけ裏側から覗いてみましょう。これを知ると、修理費用が決して「ぼったくり」ではないことが理解できるはずです。

ただ塗るだけじゃない!緻密な7ステップ

プロのバンパー修理は、単に上から色を塗る作業ではありません。元の形状を復元し、何年経っても塗装が剥がれないようにするための、見えない下地処理に多くの時間を費やしています。

  1. クリーニング・脱脂:
    傷周辺の汚れやワックス成分を完全に除去します。少しでも油分が残っていると、塗装が弾いてしまいます。
  2. サンディング(研磨):
    傷口を削って滑らかにし、塗料の食いつきを良くするために周辺を足付け(あえて細かい傷をつける作業)します。
  3. パテ埋め・成形:
    深い傷や凹みがある場合、パテを盛って埋めます。硬化後、元のバンパーのラインに合わせて手作業で削り出します。職人の腕が試される工程です。
  4. サフェーサー塗布:
    パテと上塗り塗料の密着を良くし、サビを防ぐための下地塗料(グレー色)を塗ります。これを塗って乾燥させた後、さらに研磨して表面を鏡のように平滑にします。
  5. 調色(色合わせ):
    ここが最も重要です。メーカー指定のカラーコード通りに塗料を混ぜても、実車の日焼け具合とは合いません。職人が微量の塗料を足しながら、現車と全く同じ色を作り出します。
  6. 塗装(ベース・クリア):
    ホコリの一切ない専用ブースで、色(ベース)とツヤ出し保護剤(クリア)を何層にも重ねて吹き付けます。
  7. 磨き・仕上げ:
    乾燥後、表面の微細な凹凸(ゆず肌)をコンパウンドで磨き上げ、新車のようなツヤを出して完成です。

技術料が費用の大半を占める

こうして工程を見てみると、修理費用の内訳において「塗料代」などの材料費はごく一部であり、大半が「職人の技術料」と「設備費」であることがわかります。

特に「調色」や「パテ成形」は、AIや機械には代えられない熟練の技が必要です。コバックなどの簡易補修が得意な店舗では、この工程の一部(例えばバンパーを外さずに塗る、塗装範囲を極小にするなど)を効率化することで、低価格を実現しています。

「安さ」を取るか、「完璧な工程」を取るか。修理を依頼する際は、その店がどの程度の工程で作業してくれるのかを確認するのも、失敗しないポイントの一つです。

6. 修理にかかる時間(日帰り可能?)

「仕事で毎日車を使うから、何日も預けるのは困る…」

修理費用と同じくらい気になるのが、「修理期間」ではないでしょうか。通勤や送迎で車が生活の一部になっている方にとって、愛車が手元にない時間は非常に不便なものです。

結論から言うと、手のひらサイズの擦り傷程度であれば、「即日修理(日帰り)」が可能なケースが増えています。しかし、傷の深さや店舗の混雑状況によっては、数日〜1週間程度かかることもあります。

修理タイプ別・所要時間の目安

修理にかかる時間は、「どのレベルの仕上がりを求めるか」と「どこまで分解するか」で大きく変わります。一般的な目安を整理しました。

修理タイプ 所要時間の目安 作業内容の特徴
クイックリペア(簡易補修) 数時間 〜 半日 バンパーを外さず、傷周辺のみを部分塗装。強制乾燥で時間を短縮。
通常板金塗装 3日 〜 5日 バンパーを脱着し、下地処理から丁寧に仕上げる。広範囲の塗装に対応。
部品交換(新品・中古) 1日 〜 2日
※部品取り寄せ期間を除く
部品さえ届けば交換作業自体は早いが、色付き済み部品がない場合は塗装が必要。

日帰り修理を実現するための条件

コバックなどの車検専門店やカー用品店で行っている「クイックリペア」は、朝預けて夕方受け取る「日帰り」を売りにしていますが、これには条件があります。

  • 事前予約が必須:
    飛び込みで「今日直して」といっても、ブースが空いていなければ対応できません。まずは見積もり来店をし、後日入庫という流れが一般的です。
  • 天候に左右される場合も:
    簡易ブースで作業する場合、雨天や湿度が極端に高い日は塗装のクオリティが下がるため、作業を延期するケースがあります(本格的な屋内ブース完備の店なら問題ありません)。
  • 「色」による制限:
    特殊なカラー(マジョーラカラーや一部の輸入車専用色)の場合、調色に時間がかかるため、即日対応を断られることがあります。

代車の有無は必ず確認を

もし修理が数日に及ぶ場合、重要なのが「代車」の存在です。

ディーラーや大手板金工場であれば無料で貸し出してくれることが多いですが、格安店の場合、「代車は有料(1日◯◯円)」や「代車自体がない」というケースも少なくありません。修理費用が数千円安くても、レンタカー代がかかっては本末転倒です。

見積もりの段階で、「修理期間中の代車は無料ですか?」「ガソリンは満タン返しですか?」と確認しておくことを強くおすすめします。

関連記事はこちら:傷消しとコーティングの関係

7. 色による費用の違い(パールホワイト等)

「白い車の修理代は安い」と聞いたことがありませんか?

実はこれ、半分正解で半分間違いです。車の「白」には種類があり、商用車のような真っ白(ソリッド)なら安いですが、キラキラした光沢のある白(パールホワイト)は、全色の中で最も塗装費用が高くなる傾向にあります。

ここでは、ボディカラーによって修理費用がどう変わるのか、その「係数」とも言える仕組みを解説します。

塗装の種類と「割り増し料金」の正体

プロの塗装費用は、基本的に「塗る回数(工程数)」と「塗料の価格」で決まります。大きく分けて以下の3パターンがあります。

カラー別・塗装難易度リスト


  • 【安】ソリッド(2コート): 単色カラー。白、赤、黒など。工程が少なく費用は標準。

  • 【中】メタリック(2コート): アルミ片を含む塗料。銀、ガンメタなど。ソリッドより材料費が少し高い。

  • 【高】パール/マイカ(3コート): 真珠のような光沢。下塗り・パール層・クリア層の3層構造で手間がかかる。

なぜパールホワイトは高いのか

日本で一番人気のある「パールホワイト」ですが、修理の現場では最も手間のかかる色の一つです。

通常の塗装は「色」を塗って「ツヤ(クリア)」を塗る2工程ですが、パールホワイトは「白(ベース)」を塗った上に、半透明の「パール層(キラキラ)」を均一に塗り、最後に「クリア」で閉じる3工程(3コートパール)が必要です。

工程が1つ増えるだけでなく、パール層の吹き付け方(厚み)が少しでも違うと、光の当たり方で色が全く違って見えてしまいます。この高度な「ぼかし技術」が要求されるため、通常の塗装費用に比べて20%〜30%ほど割増になるのが一般的です。

最近増えている「特別塗装色」にも注意

マツダの「ソウルレッドクリスタルメタリック」や、レクサスの特殊な塗装など、メーカーが独自の技術で深みを出している「特別塗装色(オプションカラー)」は、修理費用がさらに高額になります。

これらの色は、特殊な顔料(カラークリアなど)を使用しており、普通の板金工場では再現が難しい場合もあります。もし愛車がこうしたこだわりのカラーである場合、安さだけで店を選ばず、「この色の塗装実績はあるか?」を必ず問い合わせるようにしましょう。

こちらも読まれています:傷消しの基本を徹底解説!初心者向けガイド

8. バンパー交換との費用比較

「修理の見積もりを取ったら5万円と言われた。これなら交換した方がいいのでは?」

傷が大きかったり、変形がひどかったりする場合、修理するよりも交換してしまった方が、結果的に安く、しかも綺麗に仕上がるケースがあります。どこが「修理」と「交換」の分岐点になるのでしょうか。

「修理 vs 交換」判断の分岐点

私の経験則では、修理見積もりが「新品バンパー価格の7割」を超えたら、交換を検討すべきタイミングです。

例えば、新品バンパーが50,000円だとします。修理見積もりが35,000円を超えてくるなら、あと15,000円出して新品にした方が、経年劣化もなくなり、作業時間も短縮できるためメリットが大きくなります。

ただし、最近の車はバンパー自体が巨大化しており、センサー類も多いため、新品交換だと10万円を超えることも珍しくありません。そこで賢い選択肢となるのが「中古パーツ(リサイクル部品)」です。

賢く安く直すなら「リサイクルパーツ」

新品交換は高いですが、全国の解体車などから回収された「中古バンパー」を使えば、費用を劇的に抑えられます。運良く「同色・無傷」の中古バンパーが見つかれば、塗装費用すら不要になるため、修理するよりも安く済むことがあります。

選択肢 費用イメージ(例) おすすめ度
板金修理 30,000円 小〜中程度の傷なら最安。オリジナルの部品を残せる。
新品交換 65,000円
(部品代+工賃)
完璧な仕上がりだが高額。長く乗るつもりならアリ。
中古部品交換 25,000円 〜 40,000円 同色良品があれば最強のコスパ。在庫があるかは運次第。

コバックや町の板金工場では、独自のネットワークで全国から中古部品を探してくれます。「新品だと高いので、程度の良い中古があれば探してほしい」とオーダー時に伝えてみましょう。これだけで数万円節約できる可能性があります。

9. コバックのスピード修理

ここでは、代表的な車検専門店である「コバック」の板金修理サービスについて、その特徴や「なぜ安いのか」の理由を深掘りします。※店舗によってサービス名称(「モドーリー」など)が異なる場合がありますが、基本的な仕組みは共通しています。

コバックなどの大手チェーン店が提供する板金サービスは、従来の「職人の勘」に頼る修理とは一線を画す、システム化されたアプローチが特徴です。

安さと速さの秘密は「範囲限定」

一般的な板金塗装では、ドア一枚、バンパー一本単位で塗装を行いますが、コバックのようなクイック板金では、「傷のある場所だけ」をピンポイントで補修します。

  • 最小限の塗装範囲:
    傷が10cmなら、その周囲20〜30cm程度で塗装をぼかして終了します。これにより塗料代を削減し、乾燥時間も大幅に短縮しています。
  • マニュアル化された工程:
    職人の熟練度に依存しすぎないよう、調色や研磨の工程がマニュアル化されています。これにより、どの店舗でも一定レベルの品質を保ちつつ、作業スピードを上げています。
  • 部品を外さない:
    バンパーを車体から取り外す「脱着作業」は工賃が発生します。クイック板金ではマスキング(養生)だけで対応し、脱着工賃をカットすることで低価格を実現しています。

コバック修理に向いている人、向いていない人

非常にコスパの良いサービスですが、すべてのケースで万能なわけではありません。向き不向きを理解して利用しましょう。

コバック修理の活用ジャッジ


  • 【向いている】とにかく安く、目立たなくなればOK。傷の範囲が狭い(手のひらサイズ)。

  • 【向いていない】新車同様の完璧な仕上がりを求める。特殊なカラーや、広範囲に渡る大きな凹みがある。

  • 【ポイント】見積もりは無料なので、まずは相談して「この傷はクイックで直るか」を聞くのが正解。

10. まずは無料見積もりから

ここまで、費用相場や修理方法について解説してきましたが、最終的な金額は「あなたの車の状態」をプロが直接見て判断するまで確定しません。

ネット上の相場情報はあくまで目安です。実際に修理を進めるためのファーストステップは、「見積もりを取ること」に尽きます。しかも、1社だけでなく複数社の見積もりを比較することが、損をしないための鉄則です。

失敗しない見積もりの取り方

「お店に行くと断りづらい…」という方は、以下の手順で進めてみてください。

  1. 写真を撮る:
    傷のアップだけでなく、「バンパー全体」や「車体全体」がわかる写真も撮影します。これにより、パーツの位置関係や色の状態が伝わりやすくなります。
  2. WEB・LINE見積もりを活用する:
    多くの店舗が、写真送付による概算見積もりに対応しています。コバックやカーコンビニ倶楽部、または近所の板金塗装工場のサイトをチェックしてみましょう。
  3. 条件を伝えて比較する:
    「完璧に直したい」のか、「予算2万円以内で目立たなくなればいい」のか。こちらの希望を伝えた上で見積もりを出してもらうと、提案内容のズレがなくなります。

「見積もり」には何が含まれている?

提示された見積書を見る際は、総額だけでなく内訳にも目を向けましょう。

  • 部品代: 交換が必要なクリップやリベット代が含まれているか。
  • 技術料(工賃): 板金、塗装、脱着それぞれの費用。
  • 塗装材料費: 塗料やクリアの使用料。

もし不明な項目があれば、「これは何の費用ですか?」と素直に質問してみましょう。親切に説明してくれる業者は、作業も丁寧で信頼できる可能性が高いです。逆に、説明を濁すような業者は避けた方が無難かもしれません。

傷ついた愛車を前に落ち込んでいる時間はもったいないです。まずは見積もりという行動を起こし、解決への一歩を踏み出しましょう。

バンパー修理は「早めの判断」がコストを抑える鍵

バンパーの擦り傷修理について、費用相場から修理工程、業者選びのポイントまで解説してきました。

この記事で最もお伝えしたかったのは、「傷は放置せず、自分のニーズに合った修理方法を賢く選ぶこと」の重要性です。小さな傷だからと放置すれば、サビや劣化で修理範囲が広がり、結果的に高い授業料を払うことになりかねません。

一方で、必ずしもディーラーで新品交換する必要もありません。コバックなどのクイック板金や、リサイクルパーツの活用など、現代には「安く、そこそこ綺麗に」直す選択肢がたくさん用意されています。大切なのは、情報を鵜呑みにせず、自分の目で比較検討することです。

読者の皆様が今日からできるアクションは以下の通りです。

  • まずはスマホで傷の写真を撮影する。(記録用およびオンライン見積もり用)
  • 近所のコバックや板金工場のWebサイトを検索し、LINE見積もりを送ってみる。

「いくらかかるか分からない」という不安が、「これなら直せる」という確信に変われば、気持ちもずっと楽になるはずです。愛車を綺麗な状態に戻し、また気持ちよくドライブを楽しめる日が来ることを願っています。

バンパー傷修理に関するよくある質問

Q. バンパーの修理に車両保険は使うべきですか?

A. 修理額が10万円以下なら、使わない方がお得なケースが多いです。

保険を使うと翌年から等級が下がり、保険料が上がります(3等級ダウンなど)。数万円の修理なら自費の方がトータル出費は抑えられます。

Q. バンパーの傷そのままでも車検に通りますか?

A. 鋭利な突起がなく、固定がしっかりしていれば基本的には通ります。

ただし、ガムテープで無理やり止めている状態や、歩行者に怪我をさせる恐れがあるような鋭い割れ方は不合格になる可能性があります。

Q. 修理した後、すぐに洗車機に入れても大丈夫ですか?

A. 最低でも1週間〜1ヶ月は手洗い洗車をおすすめします。

表面は乾いていても、内部の塗料が完全に硬化するまでには時間がかかります。早すぎると洗車キズがつきやすくなります。

Q. 見積もりだけ取って、修理しなくても迷惑じゃないですか?

A. 全く問題ありません。見積もり比較は消費者の権利です。

「検討してまた連絡します」と伝えれば大丈夫です。良心的なお店ほど、無理な営業はしてきません。

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